女王の教室

ニュースで視聴者の意見が賛否両論とか、割りかし今期のドラマで注目されてそうなドラマ。
せっかくレコーダ買ったんだからとりあえず録っとくかと言うことで、ようやく見ました。


テストが悪かった者には罰…クラス、及び班編制での連帯責任…
(この辺りは公式ページのストーリーを見て下さい)
圧倒的な先生の圧力の元、ひれ伏す生徒、抗う生徒、その中間で手のひらを返す返す渡り歩く生徒…
過激すぎる「罰」を与えることで先生が生徒に「公」の何たるかを問うみたいな感じ。


4回目を見たのですが、印象的だったのが一生徒の無くなった財布を隠したのが誰か、犯人探しをするシーンにて
犯人探しをするのではなく全員の前で二度と無いよう話をすべきという先生に対する言葉

人の善意に訴えるってワケ。それで何とかなるなら戦争なんかとっくになくなってます。

自主性や自由とか言って大人が放って置いたら子供は自由と非常識を混同するだけです。
悪いことが何なのか分からなくなるだけです。

彼等に一番教えなければならないのは

真面目に勉強することと
目上の者にはちゃんと従うこと
そして罪を犯したら必ず罰を与えられるという恐怖感です。


貴女の言っているようなうわべだけの優しさなんて必要ありません。

過激の発言ながらちゃんと大切なことは言ってますよね。



ん〜…

自分の話になっちゃうけど保育園の時代、その時点で給食みたいなのがあって
食べきれるまでその後の休み時間が無いのは当たり前だったんだよね(小学でもそうだったが)。


それでも食べれなかったら休み時間も過ぎてしまうわけで、結局どうするかというと
先生が後ろから器を持って口の中にかっ込まされた。


あの当時はものすごく偏食屋さんで保育園入りたては休み時間はほとんどそれで費やしてたけど、
どうせ無理矢理かっ込まされるのなら自分でやった方が休み時間もあるという考えに至り、
結果、偏食が目を見るように無くなった(自覚レベルで)。

まぁ、悪いこととかしたら平気でぶん殴られたしなー、あの保育園。

今でもそういうことってやっているのかな?よくわからんで言うのだが。



でもそんな間違っていることをしたら(体罰を含めた)罰を受けるのが当たり前だったけど
やっぱりそれって今思うとすごい感謝するべきことだなぁと思う。

あくまで「公」と「私」を分けろ、という人間としての基本を教えてくれてたんだな、と。





子供の時代って「なぜ」の部分を理解しないまま「良い」、「悪い」というのを判断する。
良い悪いにも程度があり、やんわりとだめと言われるのと、ものすごい形相でひっ叩かれるのでは
さすがに重要度(悪いことのやばさ)が違うのかと思うわけで。
それを教えるのが大人の役割なんだよな。

そこのサジを間違えてしまうと子供は「悪いこと」を軽視してしまう。
人間なのだから誰しも「公私混同」は多少ながらあったとしても
ちゃんとした教育がされていなければ「私」に傾くわけで
その傾いた子供が大人になることでその次の世代が狂っていく。



「公」のなんたるか。これは人間としての基本である。



結局先生の体罰云々が問題になってるのはきっと
そんな公私の判断が付かない大人が行った
「分からないまま昔されたようにした体罰が発端であり、
そこを面白おかしくマスコミが逐一取り上げ、
状況も分からないのにいかんいかんと周りはぶーぶー言う。
そこで公私曖昧人間増産ですよ。




あんまり長くなってもあれなので切りますが、だからこのドラマ
子供だけで見ては意味がない。むしろ悪影響。
あくまで家族みんなで見て話しながら見ないといかんなーと。
賛否両論なのはよく分かります。非常に冒険的ですね。


まぁ、このドラマが成り立っているのは女王、真矢先生が完璧というか
あくまで「公」の顔しか今のところ見せていないから。

この後、先生の「私」が出てくるのか、それともこのまま謎の教師のまま終わるのか…
展開次第でしょうが楽しみです。