KOTOKO・ザ・ベスト 2006 Mon ver.

遅くなって申し訳ありません。やっとできました…


ルールはこちら。

余計なことは言わず、まず曲目を発表します!!


  1. UZU-MAKI
  2. 覚えてていいよ
  3. Wing my Way
  4. I-DOLL 〜Song for eternity〜
  5. LOVE A RIDDLE
  6. Suppuration
  7. 冬の雫
  8. Just as time is running out
  9. ひとりごと
  10. being
  11. snow angel
  12. We Survive
  13. loose
  14. 地に還る



所持している142曲*1から選抜。


決めた自分でも驚くほど意外な結果になりました…
以下で長長長々々々と解説をしていきます。





いきなりやってみた感想なんですが。

自分でルール作っておいて突っ込まさせてもらいます。


15曲とか無理だから。
いや、ホント入るわけないって。
判ってたつもりだったけどこれはきついって。


出来たリスト自体にはベストを尽くして満足しているのですが、
痛みを伴うと言いますか、後悔もそれ以上に残ってるんですよね…
2枚組設定(30曲)でもこの痛みは取れるか微妙ですけど。


挙げ句まなめさんとまったく同じなんですが、
「羽」とか「UZU-MAKI」を集中しまくって聴いてたら投げやりでも何でもなく
『もう選ぶ曲全部「UZU-MAKI(羽)」の曲でいいんじゃね?』とか思ってしまうから困る。
それがしは選曲決定するまで『UZU-MAKI』のリピートを一度止めましたよ…



前日の報告で「思ったよりすんなり出来た」と発言しましたが、何のことはありません。
入ることが大宇宙の意志的に決まった曲ばかりで悩む余地すらなかったんです。
何か、途中から気分はJリーグで圧倒的に勝ち点で取り残された下位2,3チームの
残留生き残り戦な気分。





『命』ある言葉持つ曲たちを世に示せ。


今回のセレクトに課したコンセプトがこれ。



I'veの強力な曲のクォリティ、職人の方々の各者各様な曲の良さ、
更に柔軟性には恐れ入るの一言で、今更これ以上言及する必要はないわけですが、
KOTOKOなしでまたI've語れず、歌姫としての役割以上に作詞家としての
KOTOKOがあったからこそ*2、ここまでのI'veの成長はあったと思っています。
その当時、インスト一辺倒に近かった自分も(I'veに惹かれたのもそもそも初めは曲ですし)、
1stの『羽』のアルバムを聴いてその歌詞の巧みさ、何よりKOTOKO歌詞の力の隠っている
多くのコトバに感動し、魂を丸々持って逝かれてしまい今に至るわけです。
そこまでKOTOKOさんの歌詞の力をプッシュしている私にとっては
この視点から語らずして何を語れと。



というわけで自然と、KOTOKO作詞限定縛り」発生。
従ってKOTOKO歌詞でない曲は自動的にリストの外へ…
「Abyss」そして「同じ空の下で」などの名曲がこの時点で対象外に。・゚・(ノд`)・゚・。 


…図らずもこの時点で結構削れてしまいました。



そんなわけでチョイスしていくわけですが、
正直選んだ曲がほとんどあまり素人にはオススメできそうにない件。




選曲、または曲順選考方法。


とりあえず確実に入れる曲をプレイリストにぶち込みました。
この時点で12曲ほど埋まってしまったので、ここで仮曲順を作って
バランスを調整するように残りの曲を投入することに。


最初を現在である「UZU-MAKI」、最後を『原点に戻る』という意味で「羽」で固定。
本来はこのように設定し、思い入れとか曲調の偏りとかコンセプトとか物語性とか
考慮して選曲していくのですが、うん、無理。
プロテクト枠(確実に入れる曲)がバラバラな上に多すぎです。



つーわけで、曲調のバランスだけは何とか保持しつつ作り上げたのが本プレイリスト。
ラストにスローテンポが固まり気味なのは、意図的なのか結果的なのか自分でも判りません。




電波曲が入ってないですー。

入ってません。あえて入れてません。
KOTOKOを語るに(歌詞的にも)電波曲は外せないというのは承知しているのですが、
どうにも逆に魅力を語る上でのフィルターにもなってる気がするんですよね。


あと、入れてしまうとただでさえプロテクト枠の時点でカオスになってしまってる
曲々に全く収拾がつかなくなるので…



…そういえば縛るつもりもなかったのにデュエット系も入ってませんね。




各曲の解説。

頑張って短評ですませますw
あと、マイナーそうで曲を知らない人がいるかもな曲は動画をリンクしておきます。


UZU-MAKI

3rdアルバムのタイトル曲にして最強の曲。


突如激情に駆られたり、ふっと今度は冷静になってみたりと
数行ごとに移り変わっていく、揺さぶられていく感情-渦。
混沌を掻き立てるディストーション、心臓のように均等に打たれるバス。
音という音を全て駆使して表現する「UZU-MAKI」はまさに傑作です。


ありきたりっぽいですが、どうしても入れたかった1曲。
入れるとなるとやはりアルバムと同じく最初しかなかったわけで…
思えばこの曲順固定が苦難の始まりでもありました。


本当は反則ですけど、イメージ的にはアルバム通り「・-introduction-」から
連続して始まってると思って下さいw



覚えてていいよ

KOTOKOメジャーデビューシングル。
うって変わってのハイテンポテンションブチ上げブレイブソング。
歌詞の内容もサビとかは元気づけるような感じなのですが、
基本的にはよくよく考えるとウジウジはしてるよな、という
らしいと言えばらしいのかもしれない1曲です。



Wing my Way

ここから始まる無限の物語は 放物線を描き
地平線の向こう側まで続いてゆく


2曲目と3曲目は結局2ndの2曲目と3曲目を反対にしたというだけの結果に。
正直テンションとしては1曲目があまりにもやりすぎだったので
気合いといわんばかりにポップ曲を投入。
Bメロ「例えば〜」からの一気に吹き出るような高揚感に吸い込まれていく1曲。


しかし歌詞の中で「放物線」というコトバ、ここまで巧く使えている曲があるだろうか?
これを聴くと思わずその通りに空を見上げてしまってそうな自分を想像してしまうのは自分だけ?



I-DOLL 〜Song for eternity〜

選んだ本人もここまで残りきったことに驚きを隠せない1曲。
候補に残していたら4曲目という穴にジャストフィットしましたw


KOTOKO曲の中でも珍しく、メリハリ少なく、歌詞、曲共に淡々と進行していくイメージ。
メロ、サビと似たフレーズを繰り返し、それにオカズを足していくことで
淡々としつつも曲自体は盛り上げていってるのが秀逸。
その歌を追いかけるように奏でられるピアノがまた非常にきれいで印象的です。


知らない人のためのデモ動画。
http://www.youtube.com/watch?v=K61sJKrrNOk
ゲームはやったことないですけどね。



LOVE A RIDDLE

ほとんどイメージソング扱いながら下手をするとOP以上の存在感を放つ
おねティのひたすら「切なさ」でまとめきった名曲。
アリーナライブでKOTOKOさんがこれを歌うと言ったときは思わずつぶやいてしまったさ。


『あなたが神か』



Suppuration

屈指の名曲。
自分の中で、KOTOKOが神へと昇華した伝説の曲ですから入れない訳いかなかとです。


前も言ったんですが、『膿』でここまで歌詞が書けますかと。

かなり歌詞の内容は泥沼なんですが、こんな曲も最後の最後には
ちゃんと救いの一言っぽいフレーズで締めてるのがらしいなと思いました。


なおあくまで無印。-core-なんて飾r(ry



冬の雫

この解説書きながら差し替えました。やっぱこの曲は無いとダメですw
(そのせいで曲順に微妙な違和感が…;)


完成度が非常に高いイメージがあります。
おそらくこの曲を聴いたほとんどの人が一面真っ白な銀世界を想像できるのでは。
置くような感じで単語構成されている序盤の歌詞が後半キメキメしたBメロを通り
サビ直前のピアノを合図にすっと滑らかに以降進んでいく構成が抜群に巧いです。




Just as time is running out

ここまでPOPチューンはI'veとしては逆に珍しくね?みたいな曲。
ひたすらネガティブなKOTOKOのイメージをちゃぶ台ひっくり返して
あざ笑うかのごとしなポジティブハッピーソング。
やるしかねーともはや突貫に近いくらい応援してくれるKOTOKOもありでつね。

ちなみにこの曲の最後のサビ前のVocal以外が一斉にサイレントするほどの
ガチキメ部分が最高に気持ちよくてカッコイイ!



知らない人のためのデモ動画。
http://www.youtube.com/watch?v=YRAvohLuLwY
これもやったことないです。



ひとりごと

ずっと待ってる… 寂しくて泣いても あなたの居場所は 他にはないから
風にたなびくポプラの葉の下で聞こえた気がした そんなひとりごと

曲調も相まって最強の切なさを誇る1曲。
このサビの前のBメロが手が届かないことがわかっているのに
それでも手を伸ばしている様なもどかしさがむず痒い1曲。




being

もはや問答無用の至高の傑作。1曲選べといわれたら迷わずこれを選びます。


決意が、冬の真っ青なその空を飛行機雲のように一気に突き抜けていくような
そんな爽快感がたまらないです。最強。マジ最強。



snow angel

淡々と刻まれるリズムとBメロの転調から一気に盛り上がっていく構成で非常に人気が高い曲です。
…この曲は逆に当たり前で済んでしまって書くことがない…



We Survive

「Face of Fact」でも「Fatally」でもなく「We Survive」にしました。
色んな意味で原点な気がするので。個人的には一押しのブレイブ曲ですね。
少ない歌詞の中に迷いと振り切りが見事に書かれてます。

細い閃光が一気に差し込んでくるような利いたブレイクも印象的っす。



loose

究極の名曲。
…これはとやかく言うよりも知らない人は聴いてもらった方がいいですね。
途中からフェードインしてくる程度ですが、十分堪能できます。

http://www.youtube.com/watch?v=e7TlehPj2O0



完成度もとてつもないけど、ねこねこ最終作品という意味で思い入れ自体も非常にある曲。
あと、どうしても中坪さんの曲を入れたかったですし、歌詞の情景も他の選んだ曲と
一線を画しているので、プレイリスト的にもいいブレイクにもなってる気がします。




地に還る

これも無印。サブタイトルがついてるなんて(ry
もう多くは語りません。ただ、聴け。


最後のサビ2階転調はまさに天使が降りてきたかのような神々しさです。



今 羽が頬を撫でるから 雲をはらうから
この胸に住みつく想い出を 空に投げるから


KOTOKOの色んな曲を聴きつつも思うのは(とくにメジャーデビュー後)
この曲がやはり原点だよなぁと。
よくある自分で「飛ぶ」羽ではなくて「飛ばされる」羽なんだよな、というのが
個人的にこの曲から感じていることです。だからこそ、一気にぶわっと風に乗って
高いところまで舞い上がることだってあるんだよー、みたいな解釈をしています。、



1stアルバム自体もかなりエンディングチックにこの曲を使用されていたので
インスパイヤされて同じように使用させて頂こうと思いますw





そんなわけで。

(提案者ですし)先行して「KOTOKO・ザ・ベスト 2006」発表させて頂きました。
選曲に関しては泣きまくりですが、コンセプトに沿ったリストを作成できたと
個人的には思っております。
こんな感じでやってみましたが、KOTOKOの曲自体、まともに入手できないものとかがあったりで、
紹介したはいいけど全然しらねーよ、きけねーよという可能性が出てきてしまうのが
欠点というか残念というか。お持ちの方は試しに作ってみて下さい。


かくいうMonもありえねーとか言われそうですが、ぶっちゃけると
「allegretto」持ってません。Leaf ticketも↑青春ロケット↑も持ってないです*3


ちなみに今回企画参加された方のプレイリストは(今のところ)全て作って聴かせて頂こうかなと思っております。




・プレイリスト作成の上で参考にさせて頂いたページ。

I've sound Explorerさん。

j-music.fuzzy2.comさん。


ありがとうございました。





まさか7時間もかかるとは思わなかった…正直死ぬほど疲れました…


ホントはやむ落ち*4も紹介しようと思ったんですが、それは日を改めて…



http://music.mixi.jp/show_compi.pl?cid=216656
Mixiミュージックで作成したリスト(内容は一緒です)。

*1:outer、Fiasse Crystela、その他非I've曲、自主制作曲含む

*2:世に出たのは歌手より作詞の方が先

*3:当然聴いてはいますが…;

*4:やむなしに落とした曲