サウジアラビア戦後のオシム監督のインタビュー。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200611/at00011270.html


久々にTVでタイムリーに見れました。見事首位通過。
今回目がいったのは両サイドの2人と我那覇。めっちゃ良かった。


日本監督としてのオシムさんの評価は別として、記者への毒っぷりも好きだけど
この人のインタビュー内容はまだまだにわかファン的な視点でしかサッカーを見れない
Monにとって非常に勉強になります。
以下は後半、サウジの選手交代によりスペースが空いたため混乱したようにみえたが…?
という質問に対しての返答。

対戦チームが、あるサイドからプレスをかけてくる。実際には、われわれがピンチになるのは
反対側のサイドなのだ。ことわざというほどではないが、危険に見えるところほど、
そんなに危険ではない。

 例えば日本の左サイド、アレックス(三都主)や駒野が疲れ始める。
そこで一番問題なのは、逆サイドの加地が攻められたら大変だということ。
あるいは逆に加地が先に疲れたら、反対のことが言える。連鎖反応が一番怖い。
まず、ある選手がミスして、それをカバーするためにほかの選手が余計に走る。
そこでまたミスをしたら、第3の選手がもっと余計に走る。そこで疲労して、
その選手が間違えてしまえば、第4の選手が追いつく前に失点してしまう。
だから、明らかに「これはミスだ」というのは気がつくから簡単なのだが、
そういうふうに見えない。相手選手との距離が不正確で、
はっきり目に見えないミスというものが、最も(相手に)押し込まれる原因になる。
サウジはスキルの高い選手がそろっていたから、それを利用して攻めてきた。

ああ〜、なるほどと思わず唸ってしまった。こういう視点でサッカー見たことなかったな。
こういう会見から見るにオシム氏がマスコミを通して日本人の「観る目」も養おうとしてるんだな、と。


てなわけで、今回もインタビューは必見です。