トルコ共和国

…こっちも割とマイジャーだし、しったかb(ry

実はトルコも親日国として有名。
http://2002.fifaworldcup.yahoo.com/02/jp/020622/1/dai.html
↑ワールドカップの写真


トルコ建国の父であるアタテュルクは近代化の際に日本を手本にしたと言われているし、部屋には明治天皇肖像画があったとか(フセインの部屋にも明治天皇肖像画があったとかなかったとかどこかで聞いた気もするが)。


日露戦争の際もトルコはちょうど同じくしてロシアと対立しており、日本の勝利はトルコにも大きな話題となったそうだ。「トーゴー」*1、「ノギ」*2はトルコの人々の大半は知っており、名前に「トーゴー」と入れたりもするらしい。「トーゴー通り」、「ノギ通り」とか「東京通り」、「神戸通り」とかもあるとか。結局ネタでしかなかった感があったが、イルハンが神戸に移籍したのもこういう背景があったからかも。



トルコが親日である決定的なものがエルトゥールル号事件
一番下の参考においた『エルトゥールル号の遭難〜命の光から〜』が物語風で分かり易い。
自分で書いた分だけど以下微妙にパクリっぽい感じ(ごめんよ)。

1890年にトルコから初の使節団が日本にやってきた。3ヶ月の滞在後帰国の途の際台風に遭い、和歌山県の串本沖沈没。600人以上が死亡。70人はかろうじて地元民に救助され、貧困の事情の中にも関わらず非常食を切りつめるなどして手厚く看護した。打ち上げられた死体も弔ったそうだ。苦しくも不平等条約で有名なノルマントン号事件の4年後のことである。


この事件を知った当時の県知事はこの話を明治天皇に言上。すぐに医者達が呼ばれ、帰国の手配を命じた。それに呼応され全国各地から遺族宛の義援金が届いたという。


この話、トルコでは教科書に載るくらい当たり前の話らしい。そして1世紀近く過ぎてこの話は続きを紡ぐことになる。




1985年、イラクフセイン大統領は言った。


「これから48時間後にイラン上空の飛行機を全て撃墜する」


各国が救援機を飛ばすが、日本は対応が遅れてしまい在住日本人はパニック状態。
そこへ何故かトルコ航空の飛行機が2機到着。そのおかげで200名近いイランにいた日本人は成田に戻ることが出来た。このことは政府ですら知らなかったらしい。


この件に関して当時の駐日トルコ大使、ネジアティ・ウトカン氏はさらりと言った。

エルトゥールル号の事故に際し、大島の人たちや日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生のころ、歴史教科書で学びました。トルコでは、子供たちでさえ、エルトゥールル号のことを知っています。今の日本人が知らないだけです。それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が飛んだのです」


あっしは思うよ。
パラオも含めてこういういきさつこそ教科書に載せるべきだろって。

わざわざ自分たちの英談を載せる必要はないっていう日本人ぽい考えもあるけどさ。
こういう事こそ誇るべきだろ?日本が他国にどう思われてるか、平等であるべきだよ。嫌われてる国もあればこういう風に思ってくれてる所もある。個人的には「作る会」の教科書に賛成だけど、歴史好きとしては自分で判断できる、興味を促す教科書であって欲しいよ。


大事なのは「真実」ではなく「歴史」。

微妙に誤解を招く言い方だけどMonはそう思ってる。


参考

地球史探訪:エルトゥールル号事件のこと
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog102.html


エルトゥールル号の遭難〜命の光から〜
http://ww4.tiki.ne.jp/~hitomi-/eltoruru.htm

*1:不必要な注釈かもしれんが東郷平八郎のこと。

*2:これまた不必要かもだが乃木希典のこと。うむ、一発変換。ATOKくんえらいぞ。