東北新幹線が緊急ストップ 連結部付近から空気漏れ

実はこのストップでMonが乗っていた長野新幹線上野駅の手前で1時間往生くらいました。正直、こういうトラブルで往生するのは初めてでした。

とりあえず1時間程度で済んだため、カットの運び自体にはさしたる影響は出なかったので一安心。ただ、福知山線の件もあり、止まった1時間は色々考えさせられました。


まず、経緯ですが、そろそろ上野に着くかな位の時に突然新幹線が減速。「信号待ちです」というアナウンスと共に停止。5分後に先に走っている新幹線にブレーキトラブルが発生したことが放送され、まだ詳しく分かっていないため分かり次第またアナウンスしますとのこと。この時点で割りと時間はかかりそうだなとは思っていたが。


20分位してからまたアナウンス。「一時間はかかりそうだ」とのアナウンスに車内から一斉に「えー…」との声。すかさず連絡を入れ出す乗客(当方もそれに漏れず)。

大体新幹線を平日朝に使う人というのはそんなに時間に余裕はない人が多い。
タイミング的に11時までには都内に着く列車なので、昼の会議とかに出席して日帰り、というサラリーマンがほとんどだろう(旅行目的や、日付改めて何かある方はもう少し遅く出るのではないだろうか)。謝罪に車両を前から後ろへ移動してくる車掌。「12時の会議に間に合わない」、など抗議をする乗客。当然ながら新幹線だし、途中下車できるわけなく、ひたすら謝る車掌。


状況も何も分からないずぶの素人の予想だが、結局異常なしで発進できたところを見ると、普段なら(終点も近いわけだし)、そのまま走行、もしくは点検も70分もかからなかったのではと思う。やはり、その辺りは先の福知山線の影響だろうな、と。


極端な例を挙げてしまうのだが、安全性が高いが、その都度よく止まってダイヤが乱れる電車安全性はそこそこ、ダイヤが安定している電車、どちらかなら人はどちらに乗るだろう。当方ならおそらく後者を選ぶ。非常に例えが悪いが、ダイヤの乱れる可能性と事故が起こる可能性、人によるだろうが頭で暗算程度なら事故の起こる可能性のほうが確率は低いのだから。

まぁもちろん日常の事象などそうおいそれと確率で表す事なんて不可能だし、そもそもビジネスとして列車というものがある以上、鉄道会社は安全性もダイヤも確たるものを目指さなければならない。だが、だからといってユーザーがその安全性を当たり前だと思って使っていては当然いけないし、そもそもダイヤの過密性なぞも間違いなくユーザーのニーズに対してのものである。そこを把握しておかなければやはりダメなのだ。何度も書くが、今回の惨事は会社側も、そしてユーザーである乗客もその意識が希薄だったことが遠因の1つなのだ。先ほどの例の中の、ダイヤの乱れる可能性と事故が起こる可能性どちらが低いか…という件。JR側も現実的に見ればダイヤの乱れる可能性のほうが高いからそちらばかりに目がいっていたと言うことではないか。



念のため書くけども、そんな事故ってしまう電車に乗ってしまうのが悪いと言ってるわけではなく、過密スケジュールになればなるほど安全性はどうしても下がってしまうという意識はこの事故で初めて痛感したという人、多いだろうと言うこと(当方もそれに漏れず)。それなのにまるで俺は知っていたさ、なんでやってなかったんだバカヤローな正義の味方と言わんばかりに嫌がらせがJRに続いている今日。それではやってることが某反日国家と一緒であると何故気づかないのか。自己満足なだけだし。別にJRに対して怒るなと言うのではない。ねちねちと関係ない職員に当たってどうするのか。別のプレッシャーで事故る可能性が上がるだけではないか。もっと広い視野で見ればそれが愚行だと分かるはずである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000202-yom-soci

とりあえずそれを煽るような記事しか作れないマスコミは最早言うに及ばず(上の記事とは関係ないけど)。これだと誹謗中傷、いたずらの責任はむしろマスコミですよ?ワイドショーとか、もちっと頼むからそのパワーと金を別のものに使ってくれ。
あ、ちなみに色々巡回してたら、もはや今の流れに乗って、もはや衝動で書いたとしか思えない朝日新聞のコラムの件が乗ってました。
鉄道の知識がない朝日新聞



てなことを止まった新幹線の中でぼー、と考えてた。


…列車の中では寝られない体質の私は、スタジオに帰って1時間くらい寝ようと思っていた予定を狂わされ、この後急遽打ち合わせにも出ないといけなくなり、かなりヤバヤバでした。
(´Д⊂グスン