福知山線の事故

25日、起床してYahooを見ると事故が起こったという報道。


兵庫県のJR福知山線にて(当初)車と電車が9時20分頃に接触して脱線したという。
その話だけでかなりの大事故ではないのかとあらかた何故か予想できたため、慌ててTVをNHKに回す。案の定特別中継をしていたわけだが、潰れた車両を見て一瞬声が出なかった。それこそそんな経験は阪神大震災や9.11くらいしか記憶にない。


昼に見ると死亡者が47人と激増。とんでもない大災害である。
しかも1両目だと思っていた衝突してひしゃげた車両は2両目らしい。

ぞっとする。


そして本日、死亡者は現在まで73人。時間が経ったからだろうか、各ニュースはほとんど中継から事故の原因、被害者のインタビュー、被害者家族のドキュメントに切り替わった。


運転手の経歴がまだ11ヶ月だったり、何度か注意を受けていたりでそれ来たとばかりに祭り上げられている。

事故の話なのにこんな事を言って大変申し訳ないところもあるのだが、相変わらずこのワイドショーの在り方は何とかならないかと思う。確かに状況は知りたい。だが、明らかに現場にたむろって邪魔していそうなカメラ。被害者に対しての不自然なモザイク、JR関係者へ群がり、責任を追及する報道陣…多い上、言葉に上手く言えないけど何だかなぁ。何か違うだろと思う。そう言うことを知りたいんじゃないよ。必要なのはまず被害者の安否だろ?なんか別のこともっと出来るんじゃねーの?と。


まぁ、アクマでワシが勝手にエゴで思ったことだけど。



今年の4月から弟が神戸の大学に行っている。
広島から一人暮らしなわけだから大学の近くに家を構えるだろうし事件に巻き込まれてはないだろうとは思っていたが、やはり少し心配になってメールはした。同大学内に巻き込まれた人間はやっぱりいたらしい。それ以上にこの電車に乗り合わせていた可能性がある知り合いがいて、その人に連絡が付かない…そんなこと考えたくもないくらい恐ろしい。


今回の事は事件をざっと見ただけでも運転手個人とかJRとかそれだけの問題ではない気がする。どこででもこうなる可能性がある、危険性を秘めた…それを最悪な形で社会に示した事件だと思う。



まずは被害者の皆さんの一人でも多い無事と亡くなった方のご冥福をお祈ります。