大日本帝国の最期

連邦に紹介してあったのをようやく見た。

何度か時事ニュースの紹介の際にこういう話をしたけれど、この3部を見たらもう、何も言うことはない。後は各々考えてくれって感じ。3部見た後の作者であるていていた〜さんのあとがきは本当に涙が出る。


当方は小学校の前半までを岡山で過ごし、それ以降を広島で過ごした。

今思うと広島の平和教育は本当に徹底していた。
これは他の県の人間とふれあう大学時代以降になってしみじみ思うのだが、まずダントツに平和学習や同和教育に関する授業の量が違う。8月6日、9日、15日は何の日かなんて1+1レベル、脊髄反射で答える感じ。「はだしのゲン」は小中高の図書室にはどこでも完備…悪いイメージが出てしまったら申し訳ない。ただ1つだけ言える。

戦争は絶対にいけない。戦前のような愚行を二度と起こしてはいけない。

これを刷り込まれるかのようにビデオを見たりとか感想文を書かされたりした。今更だけど、当時のMonも周りと違い無くサヨ思想だったのだが、もし戦争を美化したっぽい感想文を書いていたらどうなったのであろうか、と思う。
まぁ、さすがに真っ向から露骨な日の丸を掲げるな、とか国歌歌うなとかはないが、黙認というか歌う必要ないよ、て空気がイベント時に漂っていた記憶が少なからずあった。実は広島に引っ越してきて以降、卒業式とかのイベントにものすごく違和感があったのは実はこれなのではと、これも今更ながら思う。岡山時代にはまずここまでではなかった。



戦争がいけない、戦争で人を殺したり自分が、家族が殺されたくないなど誰だって当たり前なのだ。じゃあどうしたらそういう事が起こらない世の中が出来るか?


けれども戦争の悲惨な光景のビデオを見ただけでそれを考えることは出来るか?感想文には「戦争はいけない」としか書きようがないではないか。


どうして戦争が起こった?
何故戦わなければならなかった?
多くの人々の死は無駄だったのか?


そのあたりを全部ひっくるめて考えなければただ自分の周りさえ何事もなければいい自己中人間の完成だ。



大東亜戦争に関しては日本人として決して逃げてはいけない戦いだった。
もちろん日本軍の全てを肯定するわけではない。賛美をするわけでもない。しかし、今の日本があるのは間違いなくその戦争を戦って散っていった人々のおかげであり、それを心の底から感謝し、彼等に対する誤解は解いていきたい。その点で今の歴史の教科書というのは問題があるとMonは思う。



…けれど、実は心の底ではそんな過激なサヨ教育に感謝しているのだ。

何故なら自分で調べ「本当の歴史」を知った時のセンセーションが多分他の人の何倍にも大きかったから。


本当に日本人に生まれてきて良かった。


あの時の爽快とした誇らしさは今でも忘れられない。